121  06/05/26

青空とは言い切れない
この雲混じりの空でも

君への歌を歌おう
心のままに

澄み切っていなくても

僕の枯れた声なら
この空に残るだろう

 122  06/05/26

気づいてくれても
いいじゃない

言葉の裏にある
あたしの本当の気持ち

捻くれた態度の裏の
あたしの好きの気持ち

 123  06/06/02

小さな想いを
閉じこめるのは
小さな箱でよかった

けれど
抑えきれない想いは
いったいどれほどの
大きな器があったら
封じれるのだろうか

 124  06/06/02

雨に濡れながら
頬を伝う雫に
気づかぬふりをして

今はただ
流されたかった

何もかも

忘れられると、思った

 125  06/06/06

君の温もりに触れたくて
そっと寄り添った

ただそれだけで
なんだかほんのりと
溶けていく気がした

小さな不安だとか
君への伝えきれない
気持ちのかけらが

君に溶け込んだ気がした

 126  06/06/08

届けることができるなら

あの頃のあなたに
ありがとうと、

そして
ありったけの
ごめんなさいを、

今なら言えるのに

 127  06/06/11

どうしようもない時に
思い浮かぶのは
やっぱりあなたで

もう、そばには居ないのに
泣いてたって
駆けつけてはくれないのに

もうない温もりを求めて
空気をすっと抱きしめた

 128  06/06/11

あのとき
なにも考えずに
高鳴る心のまま
君の胸に
飛び込んでいたなら

いま 僕は
どこで
何をしてただろうか

君の隣で
笑っていられたかな

 129 webclap(03/17付)  06/06/11

君を思い出さずに
過ごすことも

君を抱きしめずに
眠ることも

今はできずに
今日も僕は君を

 130 webclap(03/17付)  06/06/11

見つけたんだ

この木陰の下で

君と刻んだ日々を